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Beethoven: The Late Piano Sonatas by Maurizio Pollini

最も好きなクラシック曲はBeethovenの後期五大ソナタである.様々な名演奏があるが,一番のお気に入りはPolliniによる演奏である.キャリア初期の旧録音では快刀乱麻を断つ見事な演奏ぶりを聞くことができる. 28番の第4楽章のフーガや,29番ハンマークラヴィーアの巨大なフーガなど,まさに圧巻である.一方,晩年の新録音はかつてのような完璧な演奏ではなくなっている. しかし,Polliniのピアニストとしての人生が曲に現れており,ありきたりな言葉で表現するのであれば深みが増した演奏になっている.特に後期三大ソナタはBeethovenの過酷な運命,そして最後に辿り着いた境地が表現された曲たちであるが,これが晩年のPolliniが辿り着いた境地に共鳴しているように思われる. 音楽的には,バスの響かせ方がお気に入りである.

特におすすめ:28,29番の旧録音,30,31,32番の新録音